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「RPA」押さえておきたい IT用語

RPAは、ロボティック・プロセス・オートメーションの略で、パソコンなどで行う事務系の単純作業を自動化し、コンピューターが代行することで業務効率化を図るものを指す。
かつて業務の自動化といえば工場機械のオートメーションなどブルーカラーの業域がメインだったところを、RPAはホワイトカラーの単純作業を自動化するという点に特徴がある。
日本語では「仮想知的労働者」と訳されることもある。

RPAの具体例としては、請求書発行、売上データの集計、エクセルにまとめられた情報の他システムへの登録・転記、送られてきたメールに添付されたファイルの振り分けなどが該当する。

業務のデジタル化において使われる言葉としては「AI」もあるが、AIは自ら判断して作業を行う一方、RPAはあらかじめ設定されたルールや基準に沿って単純作業を繰り返すという違いがある。
いわばAIは「脳」だがRPAは「手」というわけだ。

また混同しがちな言葉として「マクロ」もあるが、マクロは『エクセル』など特定の製品内で作業を自動化するプログラムである一方、RPAは様々な製品にまたがって業務効率化を実現するサービスという違いがある。

2022年度末時点でRPAを導入した企業の割合は年商50億円以上の大企業で5割、50億未満の中小企業では3割程度といわれる。

 

この記事は「税理士新聞」の許可を頂き転載しています。

相模原市の税理士 冨岡弘文税理士事務所

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