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押さえておきたい IT用語 「プロンプトエンジニア」

プロンプトエンジニアとは、文書や画像などのコンテンツを自動生成する「生成人工知能(生成AI)」を使いこなすことに特化した専門家だ。
2022年8月に公開された画像生成AI「ステーブル・ディフュージョン」や同9月リリースの動画生成AI「メーク・ア・ビデオ」、同11月公表の対話型AI「チャットGPT」など高精度な生成AIが次々に登場する中、さまざまな事業者でニーズが高まっている。

プロンプトエンジニアの主な役割は、効果的な命令文(プロンプト)の作成だ。
生成AIはユーザーの入力したプロンプトに基づいてさまざまなコンテンツを自動生成するが、指示があいまいだと的外れな回答や作品が創出されてしまうことがある。
そこでプロンプトエンジニアは、生成AIからより品質の高いコンテンツを引き出すためのプロンプトの研究を担う。

生成AIの普及に伴いプロンプトエンジニアの需要が高まっている。
チャットGPTを開発した米OpenAIのサム・アルトマンCEOは、ツイッターでプロンプトエンジニアの必要性を説明した上で「効果的なプロンプトの作成能力は圧倒的に稼げるスキルになるだろう」との見解を述べた。
実際に米メディアのブルームバーグによると、「米国や英国の求人情報では年収17万5000ドル(約2300万円)から33万5000ドル(約4500万円)とかなりの高給が提示されるようになった」という。

 

この記事は「税理士新聞」の許可を頂き転載しています。

相模原市の税理士 冨岡弘文税理士事務所

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