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「マルウエア」 押さえておきたいIT用語

マルウエア

マルウエアとは、プログラムの書き換えや個人情報の収集、プログラムの妨害などを行う悪意のあるソフトウエアの総称。
代表的な例としては、不正にファイルの書き換えや複製を行う「コンピューターウイルス」や、正規のソフトウエアを装って気づかれないように攻撃を加える「トロイの木馬」、ユーザーのシステムを暗号化したうえで金銭を要求する「ランサムウエア」、個人情報の収集を主目的とする「スパイウエア」などがある。

侵入経路による分類では、マルウエアを埋め込んだウェブサイトを媒介とする「ウェブ感染型」や、マルウエアを含む添付ファイルをメールで送りつける「メール添付型」、プログラムの設定不備や脆弱性を突いてマルウエアを侵入させる「ネットワーク感染型」などがある。

インターネット交流サイト「フェイスブック」を運営する米メタはこのほど、マルウエアを含む不正アプリ約400種類を特定して一覧を公表した。
利用者らのパスワードを盗むマルウエアが多くを占めた。
写真編集や音楽再生などの機能を持つようにみせかけ、米グーグルの「グーグルストア」や米アップルの「アップルストア」を通じて販売されていたという。
メタの公表を受け、グーグルとアップルは該当の不正アプリを削除したと発表している。

 

この記事は「税理士新聞」から許可を頂き転載しています。

税理士 冨岡弘文

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