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「プロンプト」 押さえておきたいIT用語

プロンプトとは、IT分野でコンピューターや生成AIにユーザーが指示を出すための文字列のこと。
元々は英語で「誘発する」、「(応答・反応が)すばやい」などの意味がある。

以前からプロンプトはコンピューターに命令を出す入力促進記号を意味してきたが、生成AIの進展により新たな意味が加わった。

新たな意味のプロンプトは、生成AIへ専門的なプログラミング言語ではない、普段私たちが話しているような日本語や英語などの通常の言語での文字列を指す。

テキスト系生成AIのプロンプト例を挙げると、「あなたは作家です。条件をもとに新書の目次とタイトルを出力してください。条件:5章、コンピューターの歴史、インターネットの普及、人工知能の未来」などと設定や条件を提示する。
すると即時に、生成AIから条件をもとにした目次とタイトルが提案される。
このように、IT技術の発展によるプログラミング言語の知識がなくても生成AIと対話しながら指示できるようになった。

ただ、プロンプトには決まりがないため生成AIの可能性を十分に引き出す効率的な技術が求められ、生成AIに的確な指示を出す専門職としてのプロンプトエンジニアという新たな職業も登場している。

 

この記事は「税理士新聞」の許可を頂き転載しています。

相模原市の税理士 冨岡弘文税理士事務所

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