一昨日の記事の続き
小さい会社も従業員の退職員に備えられる、中小企業退職金共済制度の手続きなど。
【掛金月額】
月額掛金は従業員ごとに5,000円から30,000円まで16種類から任意に選択設定できます。
また、いつでも変更が出来ます。
また、12ヶ月を上限に一括納付(前納)が出来ます。
【税法上の特典】
この事業主が負担する掛金は、全額につき法人の場合は損金に、個人事業主の場合は必要経費に算入できます。
(退職金の支給が発生しないタイミングでOkなのが有り難いのです)
【国の助成】
新しく中退共制度に加入する場合などには、1年間、掛金月額の半分を国が助成するなどの特典があります。
(同居の親族のみを雇用する場合など、適用除外規定あり)
【加入できる事業所の要件】
業種によって、常用従業人数、資本金等についての加入できる事業所規模の要件があります。
【通算制度】
過去勤務期間、以前に勤めていた会社から、特定業種退職金共済制度など、通算が可能です。
【提携割引サービス】
中退共と提携しているホテルやレジャー施設等を割引利用できるサービスを受けられます。
将来の退職金への備えとして、コツコツ始めるのがお勧めです。
何事も、情報を得て、はじめる決断が先ずは必要。
実感を得られたら、規模を大きくするための資金投入。
経営者の仕事ですね。
税務面でも良い制度だと思います。
税理士 冨岡弘文