確定申告の対象者
所得税の確定申告のシーズン目前!
還付申告については既に1月から始まっていますが、納付額のある人については2月16日から受付開始という事です。
確定申告の対象者は、二つのグループで区分できます。
一つは確定申告が法律で義務付けられている人、もう一つは義務はないけど申告をすることによって、所得税の還付を受けられる人です。
それぞれ、代表的なケースを見てみましょう。
【法律により確定申告をしなければならない人】
①個人で事業を行っていて納税額がある
②不動産収入がある人で納税額がある
③給与収入が年間2千万円超える
④二カ所以上から給与をもらっている
⑤同族会社の役員等で、その会社に不動産や事業資金を貸し付けて、家賃・使用料・利子等の支払いを受けている
⑥昨年中に土地などの譲渡があった
⑦給与所得者で給与以外の所得が20万円を超える
【所得税の還付を受ける為に確定申告が出来る人】
①雑損控除を受ける
②医療費控除を受ける
③寄付金控除を受ける
④配当控除を受ける
⑤ふるさと納税を受ける
⑥住宅ローン控除を受ける
⑦給与や年金など、複数の支払先からの源泉徴収税額の合計が過大である
義務がある人が期限に遅れると無申告加算税が掛かります。
申告すると還付を受けられる人は、早く申告すると早く戻る可能性があります。
確定申告はお早めに!
税理士 冨岡弘文