◆「公用車に関する一方的な議論が横行している」(10月19日、井戸敏三兵庫県知事)――県議会の答弁で。公用車を高級車のセンチュリーに切り替えたことでリース料が1.5倍となったことについて、釈明した。これまで使用していたレクサスの走行距離が県の規定を超えたため、燃費の良いハイブリッド車に切り替えたと理由を説明し、「センチュリーは広大な県土を走行できる馬力があり、高い安全性を備えた車種だ。車種や価格ばかりに注目して一方的な議論が横行しているのは遺憾」と述べ、税の無駄遣いとの批判に不満をあらわにした。センチュリーのリース料は、知事と議長用の2台を7年間利用して4200万円となる。なお知事の公用車として最も人気のあるのはセンチュリーと同じトヨタのミニバンのアルファードで、リース代がセンチュリーの3分の1程度だという。
◆「15歳のころの私ですらトランプ大統領より税金を納めていた」(10月21日、オバマ前米大統領)――バイデン氏の応援イベントで。トランプ氏が2016~17年に750ドルしか税金を納めていなかったという報道に触れ、「私の初めての勤め先はアイスクリーム店の『バスキン・ロビンス』で、15歳の時だった。アイスクリームを人々に盛り付けながら、トランプ氏より多く税金を納めていた。こんなことがあるだろうか」とトランプ氏を攻撃した。また新型コロナ対策についても、「彼は自分自身を守ることすらできないのに、国民を守ってくれるなんてことはない」と述べ、新型コロナに感染したトランプ氏を皮肉った。
◆「ギャンブルの税金だけで500万円くらいいった」(10月23日、お笑いコンビ・霜降り明星の粗品さん)――自身のラジオ番組で。競馬や競艇に負けて、4日間で700万円を失ったことを報告した。競馬で330万円負け、翌日に競艇で200万円失い、熱くなって消費者金融でお金を借りて、さらに170万円をすったという。さらに、そのなかでも当たった分の馬券や舟券には所得税が課されるため、「計700万円の負けですけど、当たり券には課税されるので、ほぼ半分。今回の税金だけで500万円くらいいってます。だから実質1200万円の負けです」とため息を漏らした。
~この記事は 「税理士新聞」から許可を頂いて転載しています~
第1680号(10月25日号)