冨岡会計ブログ(セミナー情報・メディア掲載・税務コラム)

税理士所感 アメリカ国民の溝

事務所の顧問先様へ「お知らせ」を毎月発行しています。
冒頭の私の雑多な所感を引用します

令和2年11月7日 「お知らせ」NO.117  税理士冨岡弘文

アメリカの大統領選挙は、バイデン氏の当選が確実となりました。

税理士として政治や思想についての発言は慎むように心得えますが、それでもあのような発言を繰り返すトランプ大統領を支持する人がこれほどまでに多いことに驚きます。

翻って、日本人的な良識や恥の文化などは、世界の多様な価値観や利権、宗教的な命題に比べれば、意味を成さないものなのかもしれないなと思い当たる次第です。

まさに戦争がそうであるように、互いの国には譲れない正義があり、互いに相手を非難します。
我々の周囲でも、友人同士、使用者と雇用者、兄弟間でも意見や利害の対立はきっかけがあれば起こり得る。
そして、一度できた溝は容易には埋まらないことを税理士の仕事を通じて沢山目撃してきました。
弁護士の目線では、会社間の契約書、雇用契約書、就業規則などの防御策が第一でしょう。

常に傍らに居る税理士としては、書類の備えも大切だけれど、現場の実態が気になります。
相手と溝を作らない為の配慮の有無が気になる訳です。

相続対策については、税金対策よりもむしろ、家族の間に溝が出来ないための対策をと願います。

どうか新大統領が、和やかな世の中づくりに貢献して下さることを期待します。

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