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解説 国の基金 「円高・エネルギー制約対策のための先端設備等投資促進基金」

円高やエネルギー制約といった状況下で産業支援の空洞化を防止し、国内産業の競争力強化を図る目的で設立された。

所管は経済産業省、基金を保有する設置法人は一般社団法人低炭素投資促進機構で、初年度に2千億円の交付を受けた。
2014年度~23年度で10回にわたって国庫へ返納しており、その合計額は496億900万円。
23年度開始時の基金残高は8200万円。

活動内容は民間企業に対し、最新の生産設備を導入する費用の一部を補助するもので、これまでの交付は872件。
14年3月には新規申請受付を終了したが、管理事案が現在も780件あり、これらの財産処分事務を行うため残置している。
24年度中に設備導入後の稼働状況や生産性の向上実績を調査した後、基金を終了する見込み。

促進機構は「低炭素投資促進法」に基づくリース保険事業を運営するために設立後、経済産業大臣から需要開拓支援法人として指定されている。

 

この記事は「税理士新聞」の許可を頂き転載しています。

相模原市の税理士 冨岡弘文税理士事務所

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