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「ビットコイン(Bitcoin&bitcoin)」 押さえておきたいIT用語

ビットコインには2つの異なる意味がある。
大文字で始まるBitcoinは、2009年より開始されたデジタル通貨システムと取引ネットワークの総称。
一方、小文字から始まるbitcoinは通貨自体を指す。
bitcoin通貨を表す記号にはBTC、XBTなどがあり、全て「ビットコイン」と発音する。

最大の特徴は参加者全体が相互に管理する仕組みで、電子機器を通じて形成されていることだ。
基本的には利用者間で取引を行い、全ての取引履歴は暗号技術のブロックチェーンを利用した台帳に利用者ごとに保存され、分散されたデータを参照して安全性を確保している。
改ざんの難しいブロックチェーン技術により価値が保たれているが、国家や中央銀行などの公の機関が価値をコントロールしないので変動は激しい。

23年12月27日時点で1BTCは約615万円。
約2年前の21年10月末に更新した最高値の約711万円に近付く波がきており注目を集めている。
09年1月に1BTCは無価値から始まり14年末には約3万8千円まで上昇し、以来暴落と急上昇を繰り返しているが市場規模は拡大し続けている。
Bitcoinの取引を始めるには、取引所で口座を開設することが必要で、法定通貨に換金することもできる。
もし利益が出たら日本では「仮想通貨法」が適用になり、雑所得として所得税の申告が必要となる。

この記事は「税理士新聞」の許可を頂き転載しています。

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