スミッシング
スミッシングとは、スマートフォンや携帯電話のショートメッセージサービス(SMS)を悪用した詐欺手法のこと。
ECサイト運営会社や宅配業者、通信キャリアなど実在する企業を騙って不正なホームページへのアクセスを促し、クレジットカードの暗証番号やアカウントのIDなどを入力させて個人情報を盗み取る手口となっている。
また、不正なアプリのインストールを要求し、不正アプリを通じてスマートフォン内部の情報を丸々抜き取るケースもある。
スミッシングの被害件数はコロナ禍で急増している。
フィッシング対策協議会によると、2019年の報告件数は5万5787件にとどまっていたものの、コロナ禍が直撃した20年には約4倍となる22万4676件に増え、さらに21年には53万5504件へと急拡大した。
被害が深刻化した背景として、同協議会は「在宅時間が増えたことによる通販市場の拡大がひとつの要因になっている」と指摘する。
スミッシング被害の予防策として、情報セキュリティサービスを提供するセコムは、
①SMSの文章がおかしくないか確認する、
②SMSに記載されたURLに接続しない、
③ブラウザから正規の企業サイトを開いて不正なSMSについての注意喚起が出されてないか確認する、④通信キャリアの「SMS拒否設定」を利用する
――といった方法を挙げている。
この記事は「税理士新聞」から許可を頂き転載しています
相模原市の税理士 冨岡弘文税理士事務所