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クラウド会計ソフト

3月末に公募が始まったIT導入補助金では、2023年に始まるインボイス制度を見据えてクラウド会計ソフトの導入を支援する「デジタル化基盤導入類型」が新設された。
クラウド会計ソフトは、インターネット上でデータを入力・保存・管理可能な会計ツールだ。
一般的な会計ソフトと異なり、インターネットに接続できれば利用を開始できる特徴がある。

クラウド会計ソフトを使用するメリットとしては、ソフトのメンテナンスやバージョンアップといった作業はシステム会社が行うため、維持管理の手間が省ける点が挙げられる。
また、入力したデータはサービス提供会社のサーバー上に保存されるため、パソコンが壊れてしまってもデータに影響は及ばず、バックアップや復元のコストが不要だ。
データにはインターネットを通じてアクセスするため、テレワーク中の従業員や顧問税理士とも入力した情報をリアルタイムで共有できる。

近年はクラウド会計ソフトのインターネットを介する特徴を生かした多機能化も進んでいる。
具体例としては、ネットバンキングやクレジットカードと連携して取引の履歴を取り込み自動的に仕訳するサービスや、領収書やレシートなどの撮影により仕訳の入力が行われる機能、リアルタイムな財務レポートの発行などがある。

※この記事は「税理新聞」の許可を頂き転載しています。

税理士 冨岡弘文

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