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「eラーニング」押さえておきたいIT用語

eラーニング

eラーニングとは、スマートフォンやタブレット、パソコンなどの情報機器を活用し、インターネット上で学習できるようにする仕組みのこと。
「教育IT」「オンライン学習」と呼ばれることもある。
企業や学校、塾など特定の場所に受講者が集合して行うリアルな教育と異なり、eラーニングでは時間や場所にとらわれずに受講できる特徴がある。
コロナ禍で人の接触や外出が敬遠されたなか、企業研修や学校教育で普及が進んだ。

eラーニング専門企業のデジタル・ナレッジによると、企業向けに提供されているeラーニングは主に、①ビジネスマナーやロジカルシンキングなどを学ぶ「新入社員向け講座」、②マネジメントや経営分析の知見を深める「リーダー向け講座」、③財務や営業、コンプライアンスなど職種に必要な知識を身に着ける「分野別講座」、④簿記などの資格取得を目的とする「資格系講座」――の4種類に分類される。

企業がeラーニングを導入するメリットとしては、ウェブテストの成績や受講者の学習進捗状況がネット上で一元管理できる点や、集合教育と比較して準備時間や費用などのコストを抑えられる点が挙げられる。
一方、モノづくりや対人スキルといった実技を伴う研修は難しいという課題もある。

※この記事は「税理士新聞」の許可を頂き転載しています。

税理士 冨岡弘文

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