収入印紙の交換
貼ったものの使わなくなった場合は郵便局へ
不動産取引などの契約書には、高額な収入印紙の貼付が必要です。
然しながらどちらかの都合で契約締結が急遽キャンセルになることもあり得ます。
既に用意した書類に高額の収入印紙を貼ってしまっていたら、剥がすことが禁じれれているものだけに印紙代が大損するのでしょうか?
ご安心、収入印紙の交換制度という方法があります。
郵便局では、印紙1枚当たり5円の交換手数料で新しい収入印紙と交換してくれます。
但し、以下の場合はダメです。
①汚損またはき損した収入印紙
②租税または国の歳入金の納付に用いられた疑いがある収入印紙
③文書に貼り付けられていた収入印紙で、文書から切り離されたもの
このうち②については、収入印紙が貼り付けられている文書を最寄りの税務署に提示して、その収入印紙が印紙税の納付のために用いられたかどうかの確認を受けます。
なお、この制度はあくまでも「交換」です。
未使用の収入印紙であっても、郵便局に持参して買い戻してもらうことは出来ませんからご注意を。
念押しですが「はがすの厳禁!」重要です。
税理士 冨岡弘文