冨岡会計ブログ(セミナー情報・メディア掲載・税務コラム)

税理士所感 世の中に変化をもたらす個性

事務所の顧問先様へ「お知らせ」を毎月発行しています。
冒頭の私の雑多な所感を引用します

令和2年2月5日 お知らせNO108  税理士 冨岡弘文

1月は終わるのが早い気がします。
年々正月の実感が薄くなるのは、やはり温暖化の影響でしょうか。
確かに地球はまずいことになっています。
オーストラリアの大規模火災でコアラが1万5千頭、自然界全体で数億の動物が犠牲になったと聞けば悲しいですし、その後の洪水被害もショックです。
世界のリーダーは、現実を直視して正しい行動が何なのか、科学や論理に則った判断を迫られています。
この点において、イギリスをはじめ欧州の動向の方が責任感を覚えられ、日本はトランプ・アメリカのしっぽを追いかけているようで残念です。

いつもより長かった正月休み、数冊の本が読めました。
年若き環境活動家、グレタ・トゥーンベリさんの本もその一冊。
国際会議での活躍に注目が集まっていますが、彼女の個人的な背景に強く感じるところがありました。
彼女はアスペルガー症候群、強迫性障害、選択的無言症と診断を受けています。
そして本人はアスペルガーを病気ではなく「スーパーパワー」だと言っており、彼女のひたむきさのエネルギーは確かにその通りなのだと思う訳です。

アップル創業者のスティーブ・ジョブズを引き合いに出すまでもなく、突出した成果を挙げた人の中には、医学的には「障害者」と診断される人物が見受けられます。
協調性や同一性が重視されがちな社会の中では、苦労が多いでしょう。しかしながらこのような「個性」が、世の中に進化をもたらし、地球を救うリーダーも、特別な個性の中から現れるのではないかと考えるこの頃です。「障害」も「天才」も同じ「個性」なのだという理解です。

 

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