◆「サブウェイのパンは言うまでもなくパン」(9月29日、サブウェイの担当者)――敗訴の判決を受けて。サンドイッチチェーン『サブウェイ』のサンドイッチが税法上のパンに当たるかが争われた裁判で、アイルランドの裁判所はサブウェイ側の主張を退ける判決を下した。日本の消費税に当たる付加価値税のルール上、軽減税率が適用される「主食」は砂糖が小麦粉の重量の2%を超えてはいけないが、サブウェイのパンは含まれる糖分が多すぎると認定された。判決を受けてサブウェイの広報担当者は、「サブウェイのパンは、言うまでもなくパンだ」と不満をあらわにした。
◆「家賃への再給付は考えていない」(10月9日、下村博文自民党政務調査会長)――ロイターのインタビューで。新型コロナ対策としての家賃への給付金について、「給付金の受け取りに3カ月も要し、スピード感に欠けていた。必要な時点で届かなければ意味がない」と述べ、「給付は現時点では考えていない」と二度目の給付を否定した。さらに「日本の経済対策の規模は大きい。追加の支援策を検討するより従来の支援策を継続する事が重要だ」として、新たな経済対策に踏み切る考えもないことを明らかにした。消費減税についても「税制小委員会でいろいろな議論が出る可能性はあるが、政務調査会としてはまだ議論しておらず、議論の前提でもない」と否定した。
◆「『えっ!』っていうくらい税金がくる」(10月11日、俳優の田中圭さん)――出演したテレビ番組で。人気ドラマ『おっさんずラブ』でブレイクを果たしたことを受け、「税金めっちゃ恐いんです」と心境を明かした。税額の通知を受け取るたびに「びっくりどころじゃない。あれ(手紙)が来るたびに震えます」と告白し、「半分持ってかれるわけじゃないですか。そこに対するあきらめはいつつくんだろう」と首をひねった。「税金を払うのが嫌なんじゃなくて、単純にまだ慣れていないんです」とコメントすると、共演した中居正広さんも自身が今年独立したことを踏まえ、「今までの、会社に所属しながらの税金と違うから、それはまだ慣れていない。個人所得税も法人税も住民税も全部だから、出る金が多くてけっこうびっくりします」と心境を吐露した。
~この記事は 「税理士新聞」から許可を頂いて転載しています~
第1679号(10月15日号)