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「VR」 押さえておきたいIT用語

VR

VR(バーチャル・リアリティー=仮想現実)とは、360度の視界により立体的に表現された仮想空間のことを指す。
現在の主流になっているのはメガネ状の装置である「VRゴーグル」を通じて視覚や聴覚に訴えるVRで、コンピューターゲームや映像作品、スポーツ、音楽、広告、医療といった幅広い分野で導入が進んでいる。
VRゴーグルを超える臨場感を演出するためのVRも開発が進んでおり、特殊な装置を使って風や雨を再現し皮膚感覚で体感させるものや、足元を傾けて平衡感覚に訴えるしくみなどがある。

IT調査会社のIDC JAPANによると、世界のVR関連市場規模は2017年から年平均71.6%の成長を続けており、2022年には2087億ドルに達するという。
これまで成長を牽引してきたゲーム分野にとどまらず、今後は対応機器の普及につれて企業のプレゼンやPR、設計といった実務に使われる場面が増える見込みとなっている。

なお、VRが仮想世界そのものを作り出すのに対し、現実の世界をベースにデジタル情報を表現する技術はAR(拡張現実)と呼んで区別されている。
ARの具体例としては、カメラで映した現実の風景の中に仮想のモンスターが表現されるスマホゲーム「Pokemon GO」や、顔認証機能により動画を自動加工するカメラアプリ「SNOW」などがある。

※この記事は「税理士新聞」の許可を頂き転載しています

税理士 冨岡弘文

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