冨岡会計ブログ(セミナー情報・メディア掲載・税務コラム)

最近の「税」に関するコトバ集

◆「ポイント還元制度を活用して資本金を下げる、そういうズルはだめよ」(9月20日、菅原一秀経済産業相)――閣議後の会見で。消費増税に伴い実施されるポイント還元事業の見直しを求める要望書が小売業界から出されたことに対して、「様々な意見があるのは承知している」とコメントするにとどめた。ポイント還元の恩恵を受けるために資本金をあえて減らす企業が続出していることについて、「期間が終わったら資本金を戻すということはあってはならないし、万が一そんなことがあったら補助金を回収する」とけん制し、「そういうズルはだめよということを、しっかり公正、公平さを保っていきたい、こんなふうに思っております」と述べ、制度自体を見直すそぶりは見せなかった。
◆「消費税率10%ではもたない。17%がよい」(9月24日、経済同友会の櫻田謙悟代表幹事)――日本記者クラブでの会見で。10%に引き上げられた消費税率について、「10%では(財政が)もたない。17%がよい」と述べ、さらなる増税が必要との認識を示した。国の予算の約3割が社会保障に使われている現状を問題視し、財政健全化のために「痛みを伴う改革」を求め、その柱として消費税の増税を挙げた。櫻田代表幹事は同月3日の会見では、「心配しなければならないのは消費意欲が伸びていないことだ。将来への不安から消費者が財布の紐を締めている」と話していた。
◆「(相続の話題は)微妙な会話になるのよね」(9月29日、タレントの松本人志さん)――出演した番組で。「紀州のドン・ファン」として知られる資産家の相続を巡る話題に絡み、「あの辺(相続の話題)は微妙な会話になるのよね」と吐露した。「変な雰囲気ってどういうことですか」と聞かれると、「『私はお金は一切いらない』って嫁は言うけど、お酒を飲みだすとだんだん雰囲気が変わってくる」と話し、「どっちがほんまなんや」と指摘して笑いを誘った。また共演したタレントの長嶋一茂さんは、父親である長嶋茂雄さんの資産について、「俺はもう言ってる。実家の方は遺産放棄してる」と述べ、財産を一切引き継がない意思を示した。その理由として、過去に出演した番組で「そういうので、もめたくないから」と話していたという。

 

~この記事は 「税理士新聞」から許可を頂いて転載しています~

第1642号(10月5日号)

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