冨岡会計ブログ(セミナー情報・メディア掲載・税務コラム)

「USB Type-C」 押さえておきたいIT用語

USB Type-Cとは、コンピューターと周辺機器をつなぐのに用いられる接続口の規格の1つ。
データの高速転送や給電能力の高さを特徴としている。
9月22日に発売したApple社の最新製品「iPhone15」で最も注目された機能が、約10年続いてきた独自の通信・充電端子「Lightning端子」を廃止し、USB Type-Cを採用したことだった。

もともとUSBは「Universal Serial Bus」の略で、かつてはマウス、ハードディスク、プリンタ、モデムなど種類ごとに接続形式が異なっていたパソコン周辺機器を統一方式で接続するために生まれた規格だった。
その後、幾度もの世代交代を経て、現行の規格が2014年に登場したType-Cとなる。

登場以降、多くのコンピューターや電子機器がType-Cを採用するなかで、かたくなに採用を拒み続けてきたのが「iPhone」だ。
というのも、同製品はType-Cに先立つ2012年に、同社の独自規格であるLightningを開発していたためだ。
「iPhone」シリーズはその後約10年にわたってLightning規格を維持し続けてきた。

だが昨年、EUでスマホなど電子機器へのUSB Type-Cポート搭載を義務付ける「USB Type-C法案」が成立。
独自規格にこだわってきたApple社もとうとう対応せざるを得なくなったというわけだ。

 

この記事は「税理士新聞」の許可を頂き転載しています。

相模原市の税理士 冨岡弘文税理士事務所

関連記事