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トライアスロン人生初のリタイア(税理士:冨岡弘文)

先月行われた「ワールドカップ トライアスロン 横浜大会」に出場しました。
ワールドカップというのは、世界中からプロを含むエリートの選手が出場し、世界ランキングを競うトライアスロンシリーズの一環ということです。

私が世界ランキングを目指すなんてことはあるわけもなく、「エイジ グループ」と言って、一般選手の年代別で順位がつく部門での出場です。
13日にエリートのレースがあり、翌日がエイジのレースでした。
エリートのレースはNHKのBSで実況中継されています。

山下公園周辺を会場として、都会を自転車で走り抜け、応援が途切れないランコースで行われるこの大会は華やかです。
アマチュア部門は毎年抽選になる人気大会です。

私は過去にエントリーしたものの所用が出来て出場を辞退したことがあり、今度こそと、練習をしてきました。
但し、不安だったのは氷川丸の脇を泳ぐ海の水温の低さ(水質も?)です。私は脚が冷えると痙攣を起こしやすいのです。

当日、主催者から発表された水温は19度。
ウエットスーツを着ていても冷えます。
トライアスロンで重大事故は、スイムで起きるので、この大会はスイムに自信が無かったら、スタート直前にスイムを「スキップ」出来るという特別ルールを用意しています。

レースは、年代別に少人数でスタートして、足首に付けたチップでタイムを計る仕組みです。
私の周りに集まっているのは60歳以上の「オヤジ」の部の選手ばかりと言う訳です。

スタート直前に、100mの試泳が義務付けられており、海に入って、冷たさにビックリしました。
係りの人は「スキップできますよ!」と声を掛けますが、スキップしたら棄権と違わないのでなかなか踏み切れる人はいません。

ついに私の番が来て、足から飛び込みレーススタート。
すると意外に良い感じ。
これなら冷える前にゴールしようと更にペースを上げました。
ところが、200m程で突然息継ぎがうまく出来なくなってしまいました。
パニックです。レスキューの差し出す棒状の浮き輪に掴まって休んでいるとレスキューは「先日の宮古島トライアスロンで亡くなった方は・・・」なんて話しかけてきます。
そんな情報は知っているので、「あっちのレスキューまで行ってみるから!」と泳ぐのですがまったく調子が戻らない。
更に次に行くと、浮き輪には先客が・・・。
ここでリタイヤを決断しました。
スタートして20分で私のレースは終わりました。ジェットスキーの筏に乗れて、ちょっとだけ楽しかったです。

トライアスロンを始めて20年、もっと過酷な大会も経験してきて、人生初のリタイヤ。
悔しいけれど、ベテランの過信が事故を招くのでしょう。
やめる勇気を学んだ経験となりました。
でもやっぱり自転車で横浜の街を走りたかったな~。

相模原市の税理士事務所 冨岡弘文税理士事務所

 

#ワールドカップトライアスロン横浜大会

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