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「チャットボット」 押さえておきたいIT用語 

チャットボット

チャットボットとは、会話を意味する「チャット」とロボットの略語の「ボット」を組み合わせた言葉で、人工知能を活用したコンピューターが人間に代わって問い合わせ対応などを行う自動会話プログラムのこと。
利用者が専用のウェブサイトやアプリを通じて質問や要望をテキスト入力すると、AIが自動処理して回答する仕組み。
インターネットを通じて見積もりや申し込み、問い合わせを受け付ける不動産会社や保険会社、通販会社などで活用が進む。
また国税庁も、2021年1月からホームページ上で確定申告や年末調整に関する税務相談を受け付けるチャットボット「ふたば」の運用を始めた。

ユーザーにとっては、問い合わせや手続きを窓口の対応時間に関係なく行えるようになるメリットがある。
事業者にとっても、顧客対応を自動化することでスタッフの負担を低減できる利点がある。
LINEやメッセンジャーといった既存のアプリと連携して廉価に導入できるサービスもある。

矢野経済研究所の調査によると、チャットボットの市場規模は2017年度の11億円から急増しており、22年度は132億円まで膨らむ見通しだ。

なお回答の精度には課題もあり、NTTレゾナントの調査では利用者の49.3%が「不満に感じたことがある」という。
「回答が的確でない」「会話が機械的で不自然」などがその理由だ。

 

この記事は「税理士新聞」から許可を頂いて転載しています。

 

相模原市の税理士 冨岡弘文税理士事務所

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