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「Cookie(クッキー)」 押さえておきたいIT用語

Cookie(クッキー)

Cookie(クッキー)とは、ウェブサイト上で入力したパスワードや住所、メールアドレスといった情報が、利用者のパソコンやスマホのシステム内部に保存される仕組みを指す。
そのウェブサイトへの訪問回数や日時、閲覧履歴なども記録される。
情報が保存されることにより、利用者が再度ウェブサイトにアクセスした際に、ログインに必要なパスワードや住所の入力を省けるようになる。
通販サイト(EC)で購入を検討している商品を一時保存する「カート機能」や、好みのウェブサイトを登録して手軽にアクセスできるようにする「ブックマーク(お気に入り)機能」にもCookieの仕組みが使われている。

Cookieは利用者のシステム上のみならずウェブサイトの運営側でも管理されており、個人が識別できないように加工された上で広告主やマーケターに提供されている。
Cookieを分析することにより、どの商品・サービスが注目されているか、どの時間帯に閲覧されているかなどを把握できるため、製品開発のマーケティングやウェブ広告の出稿に活用されている。

Cookieが不適切に管理されると個人情報流出に繋がる懸念があるとして、今年4月施行の改正個人情報保護法では、ウェブサイトの運営者に対して利用者本人の同意の取得などを義務付ける規制が新設された。

 

この記事は「税理士新聞」の許可を頂き転載しています。

税理士 冨岡弘文

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