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SaaS(サース、サーズ) 押さえておきたいIT用語

SaaS(サース、サーズ)

SaaSとは、Software as a Serviceの略語で、ITベンダーが提供しているソフトウエアの機能をインターネット経由で利用できるサービスのことを指す。
具体例としては、オンラインで文書の作成・編集が行える「Googleドキュメント」や、ビジネス用チャットサービスの「Chatwork」、インターネット上でデータの保存・管理が行える「Dropbox」などがある。
「弥生会計オンライン」「マネーフォワードクラウド会計」といったオンラインで利用できる会計ソフトもSaaSの一種だ。

SaaSのメリットとしては、
①インターネット環境さえあればアクセスできる、
②複数のユーザーが同時にデータの管理・編集を行える、
③ソフト開発やアップデートなどの管理コストが不要――などがある。

SaaSを利用するうえでの注意点としては、インターネットの接続状況次第でサービスが利用できなくなるリスクが挙げられる。
また、ベンダー都合の障害やメンテナンスにより一時的に利用停止されることもある。

SaaSの市場は年々拡大している。
IT専門の市場調査会社アイ・ティ・アールによると、2018年度以降の市場規模は働き方改革や業務効率化のニーズを受けて前年度比120~130%のペースで伸び続けており、22年度は690億円に達する見通しだ。
従来型の自社運用向けソフトウエアの市場規模790億円に迫る勢いとなっている。

 

この記事は、「税理士新聞」の許可を頂き、転載しています。

相模原市の税理士事務所 冨岡弘文税理士事務所

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