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「AWS」押さえておきたいIT用語

AWSはAmazon Web Serviceの略で、通販で有名なAmazon社が提供するクラウドサービスのこと。
クラウドサービスとして世界シェア1位を誇り、多くの民間企業や地方公共団体が行うインターネット経由のサービスの多くが、AWSの仕組みの上で動いている。

インターネットを通じて何かをするには、データを保存したり伝達したりするためのサーバーやネットワークが必須だ。
サービスの規模が大きくなるほど維持コストは膨大になり、それを貸してくれるのが「クラウドサービス」といえる。

もともとショッピングサイトであるAmazonは膨大なデータを処理するために大きなサーバー等を抱える必要があり、その技術を応用して、他の企業や個人にも貸与する形にしたのがAWSだ。
現在ではAmazon社の収益の大半が、AWSによるものとなっている。

AWSはサービスの豊富さや安定性が人気で、クラウドサービスの34%のシェアを占める最大手だ。
多くの企業がAWSを利用しており、例えばゲーム会社の任天堂のネットワークサービスや、PayPayの決済システムは、すべてAWS上で動いている。
民間企業だけでなく地方公共団体もAWSを使っていることが多い。

ただ安定性が売りのAWSもトラブルと無縁ではなく、2021年にはAWSの障害が原因でニンテンドー・スイッチのネットワークが一時的に全面停止したこともある。

 

この記事は「税理士新聞」の許可を頂き転載しています。

相模原市の税理士 冨岡弘文税理士事務所

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