事務所の顧問先様へ「お知らせ」を毎月発行しています。
冒頭の私の雑多な所感を引用します。
平成31年3月5日 お知らせNO97 税理士 冨岡弘文
税理士会相模原支部や県レベルでの役職を、10年務めて退任しました。
組織の中では更に上位の立場を目指す選択もありますが、他に取り組みたいこともあり、ある時から長時間の会議が苦痛に思えてしまった訳です。
3年前からは税理士会の社会貢献活動である租税教育に意義を感じ、講師として小学校から大学まで授業を展開しています。
そして、先月には自分の母校でもある小学校の、息子のクラスで租税教室を行いました。
近隣2校の小学校でも授業が出来て、息子の野球などで知り合った子供たちの目の前で教壇に立つことができ、講師冥利に尽きる思いでした。
「租税教室」とありますが、我々の授業は民主主義と法治国家、社会の仕組みと公平がテーマ。大人である教師や親にも気づきを得てもらえる内容です。
より良い社会を目指すため、当事者意識の高い日本人が育ってくれればと願っています。
さて、所得税の確定申告業務も大詰めです。顧問先法人の社長様やご家族様の申告は早い時期に完了し、医院などの個人事業もまとまりつつあります。
土地の譲渡や、贈与税の申告が必要な事案については、暮れの時期までに事実関係の確認を進めるようにしております。
平成は戦争の無い平和な時代でありましたが、一方、各地で多くの災害に見舞われた印象です。
特に、先の東日本震災のダメージは大きく、確定申告書に復興特別税の欄がありますように、国民総出で復興を遂げねばならないのだと思います。
あの年、弊所では震災発生の11日には既に殆どの申告書が提出済みで、お客様への支障がなかったことを、今日も業務管理の教訓としています。
いまだ苦労されている方々や、復興を目指している方々の事を忘れずに、元気に働ける我々の責任を果たして参りたいものです。