この週末、地元の東林間ではすっかり名物となった阿波踊りが開催されました。「第32回東林間サマーわぁ!ニバル」です。2020年から中止が続き、今回も以前に比べて出店などは少なめ、遠方からの出場も抑えたように見受けられましたが、溢れんばかりの人出でした。
東林間駅の踏切を挟んだ道路が舞台なのですが、通りはさして広くもなく、かつて演舞場に使うことが出来た広い駐車場もビルに変わり、条件が良いわけではありません。
しかしその狭さが魅力なのかもしれません。目の前を踊り手が跳ね回り、お腹に響く太鼓の迫力を受け止めると、観客と演者の一体感も増して、一層盛り上がります。
そして、何といっても笑顔が素敵。手が届く距離で「決め」のポーズをとる演者の方と、一瞬、心が通じた気がして、手を差し伸べたくなるほどでした。
私は生まれてすぐに両親が東林間に居を構え、東林間で育ち、今も地元で仕事をしています。かつてこのお祭りが出来たときには驚きましたが、第32回と聞くと感慨深いです。当初は観客もこれほどではなく、知り合いの姿を多く見つけたものですが、街の様子が変わるとともに若い方が増え、景色も人も入れ替わりました。
それでも地元の「連」には顧問先の奥さまや、息子の幼稚園時代の担任の先生など知り合いもいるし、顧問先の床屋さんが出店したりして、楽しい出会いがありました。
一糸乱れぬ演舞と演奏を見るにつけ日頃からどれほど練習を積んでいるのかと思います。
若い方の激しい踊りはまさに競技の域だと思います。
一方、緩い感じの連もあり、グループごとの個性が感じられて興味深いです。皆さんの生き生きとした表情から、阿波踊りが大好きでたまらないことが伝わります。
異常な暑さが続くなか、テニスやトライアスロンの練習をしたりして、夕方にはぐったりしていたのですが、かみさんと出かけて良かったです。
ビール片手の見物は楽しく、元気を頂きました。
まさに夏本番。
体調管理には気を付けて、戻ってきた日常を、熱い夏を、満喫したいものです。