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データサイエンス  押さえておきたいIT用語

データサイエンス

データサイエンスとは、IT(情報技術)の発展により得られるようになった膨大なデータを分析し、ビジネス上の課題解決を目指す研究のこと。

データの分析に当たり、プログラミングや機械学習、統計学、数学といった学問を複合的に用いる点が特徴だ。
データサイエンスを専門とする技術者「データサイエンティスト」の需要は世界的に高まっており、日本政府も2025年までに年間25万人を育成する目標を掲げている。

データサイエンスが活用された事例としては、従来2時間かかっていた発注作業を商品データや顧客データの分析により10秒まで短縮した流通大手ワークマンの社内システムや、大量の画像解析によって職人並みの〝マグロの目利き〟を可能とした電通のAIサービス「匠テック」などがある。

あらゆる分野でデータ分析の需要が高まる中、データサイエンスの市場は急速に拡大している。
米国の市場調査会社KBVリサーチによると世界の市場規模は2021年から年間13%成長し、27年には4480億ドル(約61兆円)に達するという。

日本政府は2019年に策定した「AI戦略」で、25年までにすべての大学生や高等専門学校生に初歩レベルのデータサイエンスを身に着けさせるとの目標を示した。
そのうち年間25万人は技術者として通用するレベルに、年間2000人は「世界で活躍できる人材」に育てるとしている。

 

この記事は「税理士新聞」の許可を頂き転載しています。

 

相模原市の税理士 冨岡弘文税理士事務所

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