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「メタバース」 押さえておきたいIT用語

メタバース

メタバースとは、メタ(meta=超越した)と、ユニバース(universe=宇宙)を組み合わせた言葉で、自分の分身を通じてあたかも現実世界と同じように生活を送ることができるインターネット上の3次元の仮想空間のことを指す。
利用者は自分自身の顔や体形、服装などを再現した「アバター」と呼ばれる分身を介して、他の利用者とのコミュニケーションや商品の購入、サービスの提供などが行える。
「バーチャル空間」「VR」とも呼ばれる。

活用されている例として、任天堂が開発・販売しているコンピューターゲーム「どうぶつの森シリーズ」がある。仮想空間上で、自分好みの衣服に着替えや家具の製作、また野菜を育てることなども可能だ。
着せ替え用の服には「グッチ」や「アディダス」など様々なブランドがコラボ展開している。三越伊勢丹がスマートフォンアプリで提供している「仮想三越伊勢丹店」では、仮想空間上でウインドーショッピングが楽しめる。

メタバースという言葉は、米国のSF作家・ニール・スティーヴンスンが1992年に発表した小説「スノウ・クラッシュ」に登場する架空の仮想空間サービスの名称だったが、テクノロジーの発展に伴い実際に様々な仮想空間サービスの提供が始まったことにより、現実世界でもメタバースの名称が利用されるようになった。

 

この記事は「税理士新聞」より許可を頂いて転載しています。

税理士 冨岡弘文

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