冨岡会計ブログ(セミナー情報・メディア掲載・税務コラム)

最近の「税」に関するコトバ集

 

◆「気持ちよく給付してくれたら、有事の時に税金って役に立つんだという気持ちになる」(4月20日、ファッションモデルのアンミカさん)――出演したテレビ番組で。1人10万円を支給する特別定額給付金について、麻生太郎財務相が「手を上げた方に給付する」と発言したことに対して、「こういう時だけは国民の皆さんに寄り添った発言をしてほしい」と注文を付けた。さらに「『皆さん、大変だったね。こういう時こその税金だから使ってください』と気持ちよく給付してほしい」として、「(そうすれば)『やっぱり有事の時に税金って役に立つんだ。いざという時のために一生懸命働こう』という気持ちになる」と訴えた。共演者の坂上忍さんも「この人のお金でもなんでもないのに、なんであんな言い方をされなきゃいけないのか」と不満をあらわにした。

◆「給与減税なしでは何も進めるつもりはない」(5月4日、トランプ米大統領)――テレビ局主催のイベントで。新型コロナウイルスに対する経済対策の柱に給与減税を掲げた。労使が負担する給与税は、全歳入の3分の1を占める基幹税だけに、民主党からはコストに見合った景気浮揚効果が見込めないとして反対の声が上がっている。数カ月前から給与減税を主張してきたトランプ氏は「われわれは給与減税なしで何もするつもりはない」として、追加経済対策で一歩も譲らない姿勢を改めて強調した。

◆「日本経済が悪いのはコロナじゃなくて消費税のせい」(5月10日、経済評論家の竹田恒泰氏)――自身のYouTubeチャンネルで。日本経済の現在の苦境を「新型コロナウイルスのせいになってますけど、消費増税のせいです。コロナがなくても年率7%落ちという予測が出ていた」と語り、「財務省はホッとしてると思う。消費増税のせいで経済が壊れたことがバレなくなった、コロナのせいだと言えるようになっちゃったわけですから」と皮肉った。さらに「安倍総理だって『リーマン級のことが起きない限りは増税する』と言っていた。その基準を重視するなら、リーマン級のことが起きたのだから下げなければいけない」と主張し、「できれば5%に戻す、なんなら0%に一旦戻す。そういうことをすべきなんですよ」と訴えた。

 

 

~この記事は 「税理士新聞」から許可を頂いて転載しています~

第1664号(5月15日号)

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